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小淵沢から清里、野辺山、佐久を通って小諸へ向かう小海線に乗ると、
小淵沢駅を出てすぐに大きくカーブするところがある。
鉄ちゃんの間では通称「大カーブ」と呼ばれている撮影地である。

昨日小海線に乗ってみると、その大カーブのところの稲田に絵が描かれていた。
いわゆる稲絵というもの。
あとで写真を拡大してみると、向こうの道路のところに「北杜町稲絵アートフェスティバル」という看板があった。

行きの小淵沢発の列車で気づいたのだけれども、午前中の小淵沢発の列車はラッシュアワーと変わらぬ激混みようであった。
さすが夏休みの高原鉄道、小海線のパワーに圧倒され、そんな中では写真も撮れず。

昼過ぎでは帰りにもまだ早いせいか、小淵沢へ向かう列車はがら空きだったので、
大カーブに近づいたら反対側の窓際に行って撮ろう…なんて思っていたところ、
甲斐小泉駅を出ると、扉には鉄ちゃんが貼り付き、空いた席には幼女が走ってきてデジカメを構えていた。

ということで、ガラスの反射が盛大に映っている証拠写真にもならないものだったが、致し方なし。
用意はちゃんとしておかないとね……と、またまた反省であった。


それにしても今回の出張兼ガンバアウェイ遠征では、カメラは GR だけにした。
一応、仕事のこともあるし、長時間&乗り換えの多い鈍行電車移動ではデカい一眼を担いでいくのも難しいし、
コンパクトな望遠専用機として Nikon 1 を持っていこうとしたが、ガンバの試合はナイトゲームと思うと止めてしまった。

でも結局それが正解だったかもしれない。
帰りは帰りで荷物も増えたし、腰にぶら下げて、サッと取りだしてサッと撮れる GR は何物にも代えがたい。
ザ・速写。

暗所AF と高感度画質には若干不満はあるものの、こんなに愛着持てるカメラも少ない。
ここ数年、色々なカメラを買いまくったけれども、愛機と呼べるのはコレだけだ。
それ以外に愛機と言えたのは、D70、5D、1D3、7D といった一眼レフくらいだ。