(GR @大阪伊丹空港)
昨日のジャンボ伊丹イベントのフィナーレ、第二フィンガーで JA8961 (B747-400) を見送った ANA 関係者が
フィンガーから南ウイングの搭乗ロビーに戻ってきたところ。
まだイベントの余韻が残る時間であった。
さて、昨日は楽しかったこととは別に、非常に反省することも多い一日だった。
特に早朝の撮影は、ある意味あれがクライマックスだっただけに、正直失敗して凹んでいる。
反省すべきは主に、二点。
いずれも自分を信じられなかったことだ。
一つ目は早朝撮影の位置撮りを二重に誤ったこと。
まずは千里川にするか?伊丹スカイパークにするか?
(猪名川堤防も考えたが、最大800mmの自分の機材では焦点距離不足と判断…)
かなり悩んだのだが、前夜の結論は伊丹スカイパークだった。
逆光気味になるが、真冬の夜明け直後だし、完全ド逆光とは微妙にずれる角度。
そして、ジャンボこそシルエットが映える、誰しもシルエットでもジャンボと一見して判る機体。
だから、露出を抑えて撮る方向で良いじゃないかと。
しかし、当日朝に「やっぱり千里川に行きたい、あそこでジャンボを感じたい」と。
それはそれで良かったのだが、撮影となると超広角〜広角で真下に近いポイントにするか、ある程度引くか。
真下に近いポイントは徹夜組も含めて厳しそうだから、レンズ選択も含めて少し離れた位置から撮るつもりだったのだが、
当初想定していた位置より近い位置に場所が取れてしまった。
「レンズからすると、あと 20m 下がらないとイメージした写真にならないぞ…」
そう思っていたのに、結局下がらなかった。
来た時にはまだ場所が空いていたのに、迷いつつも下がれなかった。
なんというか、少しでも近づきたかった誘惑に勝てなかった。
当然、思い描いていた構図とは違うものになった。
当然の結果だ…
二つ目は、自分の技量を信じられなかったこと。
決して上手い自分ではないけれど、自分のホームグラウンドとも言える場所で慣れている。
ここからジャンボをどれくらいの焦点距離で撮って、どれくらいのシャッター速度で流しても余裕があるのか。
あそこからなら、一瞬にかける必要があるけど、それなりに撮るのも良いはず。
なんてことは判っていた。
だけど、コレ一発、と思えば冒険できず、また安全牌のベタおり撮影になってしまった。
毎回それだ。
いつもの機体や特別塗装機を撮ってる時には軽くできてしまう成功率の高いチャレンジすらしなかった。
結局、「ここ一番で使えない技量は無きに等しい」ということ。
当たり前のことだけど、改めて痛感した。
まだまだ未熟なことを、技術よりも自分の心の未熟さを知らされる昨日だった。
特に熟練の伊丹シューターたちの素晴らしい写真を見るにつけ、凹まされる一日でもあった。
(今はすぐに撮影画像が SNS に流れてくるからリアルタイムに凹む ^^;)
とはいえ、もっと上手く撮りたい、という心は、まだ折れていない。
頑張ろうと思う。