the plum at Expo '70 Park
(X-T1 + XF60mm F2.4 R Macro)

近所の梅林は、まだ咲き始め。
一分か二分、といったところだった。

一昨日はまだ寒く、さらに風が強かったので、開花状況を様子見するだけのつもりで
一脚も三脚も持って行っていなかったが、なんとなく適当に一枚。
花は何をどう撮ったら良いのか未だにサッパリ判らないので、装備を持っていってもダメ写真しか撮れないが。

何をどう撮ったら良いか、なんて、教科書なぞってても仕方ないし、
自分の感情、センスしかないもんね。無理。


ところで、昨日このブログで書いた X-T1 と X-E2 の話。
というか、X-T1 に対する違和感のことだけれども、これが慣れなのかどうなのかは
しばらく使ってみて時間によってしか結論は得られないだろう。

ただ、このところミラーレス機はレンジファインダースタイルのボディばかり使ってきて
それに慣れていたということは否定できないけれど、
思えばミラーレス初号機である DMC-G1 は完全に一眼レフスタイルだった。

「女流一眼」というキャッチコピーとともに登場した初のマイクロフォーサーズでもあり初のミラーレス機 DMC-G1。
そのキャッチコピーはカメヲタやプロカメラマンにすこぶる不評で、
散々「ミラーレス機は一眼(レフ)じゃねえ!」と言われ倒した。
ま、今じゃ笑い話みたいなものだ。

でも DMC-G1、今から5年半前のカメラだけれども、そこからミラーレス機はどれだけ進歩したのかな?
と思うくらい、今から見ても完成度は高かった。

もちろん、ミラーレス機の画質も AF も機能も進化はしているけれど、
DMC-G1 が完全に過去になるくらいの飛躍は、まだミラーレス機の歴史にないように思う。
そういう意味では、まだミラーレス第一世代が続いていると感じる。

ともあれ、DMC-G1 のあの不評加減には
「せっかくミラーレス機というならもっとコンパクトなものと想像したのに」
という多くの人も思いもあったろう。
ちなみに発表時には、私もその一人だった。

それが急遽、発売直後に購入することになったのは、大病を患い、手術&治療をうけることで
「もう重い一眼レフを持てる体力は回復しなくなるかも?だとしたら、代わりにミラーレス機で」
というのがキッカケでした。

ですから、私にとってミラーレス機は最初から「一眼レフの軽量代替」のつもりだったはずで、
でもそれを思えば、X-T1 にこれほど違和感を感じるのも変だなぁ…という思いもあります。

その後は E-P1 を始め、コンパクトデジカメっぽいミラーレス機を何台か乗り換え、
「私はミラーレス機でも EVF が必要だ」という結論に達して、
NEX-7、そして富士フイルム機と至るわけですが、その間にだいぶ忘れてしまったのかも知れません。

でもって、「DMC-G1 はもっとデカくて重かったのになぁ」なんて思ったのですが、
いま改めて調べてみると DMC-G1 より X-T1 の方が少々デカかった(^_^;)

X-T1129×89.8×46.7mm390g
DMC-G1124×83.6×45.2mm385g


記憶なんてアテになりませんな。

思えば、DMC-G1 の望遠ズーム 45-200mm も結構大きかったですからねぇ。
まあ、XF55-200mm に比べれば一回り小さく、重さも 3分の2 ですけれど、印象としては似たような感じ。

いずれにせよ、そういったことを思えば、原点回帰かもしれないなぁ?と思ったり。
でも、コンパクトが魅力なミラーレス機でここまで大きくなると……とも思うのですけどね(^_^;)
矛盾ですわ。

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