Kamikochi20171027B
2017.10.27 上高地 / E-M1 Mark II + 12-40mm F2.8 PRO


E-M1 Mark II の手振れ補正はとにかく強力。というのはメインブログの方でも何度か記事で強調しているけれど、24-80mm 相当の標準ズームなら一桁分の1秒くらいは余裕、と言ってもいいくらい。ブレブレ手振れ野郎の私でも安心して低速シャッターが切れる。

で、川や滝の水の流れを低速シャッターで表現したい時も、三脚なしで何とかなることも多い。三脚は車に積んで持ってきていたのに、シャトルバスに乗り換える際に忘れてきただけなんだけど、それでも 1/10秒が余裕で止められるから何とかなる。

のだけど、考えてみれば、こんな晴れた日に低速シャッターは ND フィルターが必要なのを忘れていた。PL フィルターは持ってきていたから、それで代用するも F22 の限界まで絞って、やっと 1/5秒。

おまけに F22 まで絞って撮ると、ピンボケしたかのようにボケボケである。センサーサイズが小さいから回折による小絞りボケも早い段階から起きて、F22 まで絞り込むと全く写真にならない。ここまで小さくすると判らないかもだけど、5年くらい前のスマートフォンですらここまで酷くないレベル。

現場でそれは感じていたので、いくらか試してみると、E-M1 Mark II + 12-40mm F2.8 PRO だと F11 〜 F13 あたりまでが限界のようだ。F11 でも小絞りボケの影響は禁じ得ないが、コンパクトデジカメ代わりと思えば許せる。ただ、それ以上はコンデジと思っても無理。

今後は PL とともに ND フィルターも忘れないようにしよう、と反省であった。