インターネットの辺境の更に片隅の、おおよそ底辺の裏側あたりに存在する、この写真ブログをふと復活させてみたものの、あの頃から撮影への気持ちは随分と落ち込んでいた。
その回復のきっかけになれば、と思う一つが写真ブログ再開だったのだけれど、全く何の役にも立たなかった。最近はすっかり更新もご無沙汰に戻ってしまったり。
ただ、このところは少々慌しくて、全く写真の整理現像ができていなくて、ブログに載せる写真も作れていないのが現状。たまの更新も、撮って iPhone に転送したものをそのままスマホ更新で載せている。
メインブログの方は11月に書き溜めたものが大量にあったので、その予約投稿と、書いてあったベース記事に少しだけ追記して載せていたが、写真の方は10月くらいから全く整理が止まっている。メモリーカードから何を吸い上げて、何をバックアップしていないのかも放置プレイなくらい😓
撮影への気持ちが落ちていった原因は、やはり E-M1 Mark II をチョイスしたこと。悪いカメラじゃないとはいえ、動体に対する性能、描写力は以前のシステムに及ばないものだった。
クオリティが落ちるのは覚悟の上だったが、思いの外、自分の気持ちに強いダメージがあった。工夫で何とかできるかも?などと思っていたが、ダメなものは何をどうやってもダメ、というのを思い知る結果になった。
9月の秋晴れの小松基地航空祭予行で「どれだけ頑張ってもこのくらいか…」というのを実感し、その月のうちに、二度と撮れないであろうシーンをカメラのフリーズで撮り逃して、完全に E-M1 Mark II に愛想が尽きた。というか、コンパクトデジカメとして以外は見られなくなった。
EOS 7D Mark II にも色々不満はあったけれど、EF300mm F2.8L IS II USM との組み合わせでは、たまにでも自分で「これは良いね」と思えるショットがあったけれど、E-M1 Mark II では9ヶ月ついぞ何もなかった。どれだけ撮っても不満。それが全て。
来年は一眼レフへ戻るつもりでいるけれど、それでまた撮影への気持ちが取り戻せるのかどうかは判らない。こんな気持ちのままなら、またカメラに大枚叩いても意味がない、とも思う。
それに来年は更に素晴らしいミラーレス機が出て、今度こそ本気での動体撮影カメラになるかもしれない。α9 だと既にそうだけれど、とりあえずレンズがないと話にならない。(そういう意味ではサンニッパがリニューアルされないニコンも同じなのだが)
色々考えるけれど、とりあえず次は「言い訳の効かない」ものにすべきかな、と思う。そうすれば、少なくとも機材をダシに撮影テンションが落ちることもないだろう。来年は、それを前提に考えたい。
あと、今年も何千枚も撮った割には、ひと様に見せられるモータースポーツ写真が撮れなかったので、来年こそは、と思う次第です。International Suzuka 1000km がなくなったのは痛いけれど……
とりあえず、これを読むごく少数の方々におかれましては、良いお年をお迎えくださいませ。